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院長挨拶

 

 

2018年3月いっぱいで済生会宇都宮病院を定年退職いたしました。

医師となって36年間、そのほとんどを慶応大学病院(とその関連病院)(2年間)、産業医科大学病院(2年間)、都立清瀬小児病院(11年間)、そして済生会宇都宮病院(21年間)といった大きな病院で勤務させていただき、患者様とそのご家族の皆様には本当に多くのことを学ばせていただき、深く深く感謝しております。

それに伴い、2018年4月2日から鶴田町で「かみやま子どもと親のクリニック」を開業いたしました。

お子様・ご家族の皆様が安心と癒しを感じられるクリニックを目指し、スタッフと一緒に最善をつくしていく所存です。

何卒よろしくお願いいたします。 

 院長 上山泰淳         

                    

 

 クリニック名について

「子どもと親のクリニック」という名称は、日本全国探してもおそらくないに等しいくらい珍しいと思います。

これは私が現在実際に診療している患者様は慢性疾患の方が多いことと関係があります。

小児のころから診させていただいた患者様の年齢も20~40歳代となり、15歳を過ぎても引き続き診させていただいている方も少なくなく、現在の慢性疾患の患者様の平均年齢は17歳です。小児のころから慢性疾患にかかり、成人まで達した場合に一体誰が主治医で診ていくのだろうという問題(キャリーオーバー)に小児科医はもっと積極的に参加すべきと考えております。

そういった患者様が通院するのに「こどもクリニック」という名前では戸惑いがあるかな?という思いがまずありました。

と同時に小児科専門医としてのクリニックにしたいという思いもありました。

生活習慣病の多くは子どもの頃からその芽が芽生えています。その悪い芽を早く見出し、予防していくことも小児科医にとってとても大切なことだと身をもって感じております。

初診時15歳未満でないと小児科受診はできない、15歳を過ぎたら小児科受診はできない、と思われている方がとても多いのですが、成人が小児科を受診しても全く構わないのです。これは以外に知られていない事実だと思います。

慢性の疾患だけでなく、急性の疾患でも小児科医が親を診察することの重要性の一例を挙げさせていただきます。インフルエンザ流行時などに、お子様とお母様が発熱、咳嗽など同様の症状を呈した場合を想定しましょう。多くの場合、お母様はお子様を優先させ、まず小児科を受診します。そこでインフルエンザと診断され、抗インフルエンザ薬などが処方され、まずは一安心?!その後、お母様は小児科と離れた内科を受診され、同様にインフルエンザと診断、抗インフルエンザ薬を処方され、ようやく家路につくことになります。これではお母様、お子様の疲れはさらに増してしまいます。

子どもの病気や発達の問題は親にとっての大きな心配事だと思います。

親の心にも寄り添い、子どもと親の両方の立場に立っての医療を提供したいと思い、「子どもと親のクリニック」という名前にさせていただきました。

 

略歴

 

 1981年 国立金沢大学医学部 卒業
  慶應大学      小児科 入局
1983年 産業医科大学病院  小児科 勤務
1985年 都立清瀬小児病院  腎内科 医長
1996年  済生会宇都宮病院  小児科 医長
2018年3月 済生会宇都宮病院  定年退職

 

  • 日本小児科学会 専門医
  • 小児慢性特定疾病指定医
  • 難病指定医

 

 

 

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